ねじ子のLINEスタンプが発売されています

ねじ子webについて

医師兼漫画家として活動しております森皆ねじ子のホームページにようこそ。

ここは森皆ねじ子が適当に情報発信しているページです。不定期更新ですが、いちおう新刊が出たりコミケに出たりするときはきちんと告知するつもり。予定。たぶん。

サイトマップはこちら。ともかく楽しんでいってくだせぇ。

『ねじ子のヒミツ手技#(シャープ)』 はオペ室・ICUがテーマです

 カバー_A2

ひさしぶりに商業誌が出ます。『ねじ子のヒミツ手技#(シャープ)』です。2018/10/3発売です。

今回の本では、手術やICUで行われている手技を紹介します。ナースさんのみならず、医者向けの内容も増えてきます。よってタイトルにも、従来の『ヒミツ手技』より少しだけ上級者向け、という意味を込めて#(シャープ)と付けました。半音高いってことです。でも、決してむずかしい内容ではありません。

元ネタはもちろん、ハロ-!プロジェクトの知られざる名ユニット「タンポポ#」です。往年の名ユニット「タンポポ」の期間限定後継ユニットで、「アンブレラ」という名曲を生み出しましています。メンバーは岡井ちゃん、熊井ちゃん、光井ちゃん、亀井ちゃん。名字にすべて「井」の字が入る4人で構成されています。だから「タンポポ#」。シャープじゃなくて、井戸の井。洒落がきいてる!さすがはつんく♂さん!

もくじ

  • 清潔と不潔の概念
  • ガウンテクニック
  • 手術器具の名前
  • 糸結び
  • 器械縫合
  • 包帯交換
  • ICUってどんなとこ?
  • 輸血
  • 人工呼吸器
  • 脳死判定

ちなみに、この本は同人誌『平成医療手技図譜 手術編 改』と『平成医療手技図譜 ICU編』をまとめて若干の加筆を加えたものになります。当時描ききれなかった「ガスボンベの色にまつわるトラブル」「ジャクソンリースバッグ」「抜管」「抜管後の酸素マスク管理」を書き足しました。加筆部分を見たい方は、そこらへんだけ読んでね。

帯は『パナケイアの手』でお世話になった松本救助先生に書いてもらいました!うれしい!かわいい!やったあ!松本先生ありがとうございます!私の本にいつもと違う新しい風が吹いている!ぴゅー!

2018年10月3日発売です。あー、うー、ドキドキしてきた。

 

同人誌『平成医療手技図譜』と商業誌の関係 まとめ

平成も終わるので、ねじ子の発行同人誌『平成医療手技図譜』の一覧を作ってみました。

  • 針モノ編

 平成医療手技図譜【針モノ編】

  • 管モノ編

 平成医療手技図譜【管モノ編】

 こちらの二つを商業誌化したものが『ねじ子のヒミツ手技 1st Lesson』です。

  • 救命救急編

 平成医療手技図譜【救命救急】

  • 夜間外来編

yakan-210x300

こちらの二つを商業誌化したものが『ねじ子のヒミツ手技 2nd Lesson』です。

41Pe4DYJOZL._SX354_BO1,204,203,200_

  • 診察編

shinsatsu

こちらを商業誌化したものが『ねじ子のぐっとくる体のみかた』です。

1106315736_main_l

 

  • 神経編

neuro

こちらを商業誌化したものが『ねじ子のぐっとくる脳と神経のみかた』です。

さらに、

  • 手術編 と 手術編改

 平成医療手技図譜【手術編】ope_mk2

  • ICU編

ICU

こちらの二つを商業誌化したものが『ねじ子のヒミツ手技 #(シャープ)』です。

 

カバー_A2

さらにまだ商業誌化されていないのが以下のふたつです。

  • 精神編

 psyco

  • 心療内科編

 hyoshi

こちらも商業誌化の予定です。現在進行中。

全部一枚の画像にまとめるとこうなります。

 doujinmatome

 平成最後のコミケなので、次の冬コミには全種類を少しずつ持ち込みできたらいいな。コンプリート勢の皆さまの要望により添えるようにしたい。(2018/10/3)

 

知恵のプリキュア・キュアアンジュは医者になるのかな なってくれ このご時世だからこそなってくれ

HUGっと!プリキュア最新回(第27話)、産婦人科の女医さんが赤ちゃんを取り上げたあと、「大変だよ。でも、この仕事、最高だよ!」と快活な笑顔で宣言したシーンで、私は号泣してしまった。馬鹿みたいに声を上げて、おんおん泣いた。

私はこの1ヶ月ずっと、東京医科大学のニュースに傷ついていた。女子学生が受けた圧倒的で理不尽な差別。そしてその後に世をはびこった、病院というブラック企業からの離職者が多いことを性差のせいにする身勝手な言動の多さに、私はとても苛立ち、傷ついていた。プリキュアで号泣する自分を見て、私は初めて自分が深く傷ついていることに気が付いた。

私が私の誇りにしている医学という学問そのもの、勉強して勉強して勉強しまくったゆえにつかんだ様々な試験での評価、医者として積み重ねてきた経験、そのすべてを、ただ私の性別ゆえに、突然、無にされてしまう、そんな恐怖感。私が私の性を選んだわけではないのに、性別ゆえに、正当に評価されない世界であったことの恐怖。実際に、女というだけで学ぶ機会さえも奪われてしまった後輩たちがいる。自分の住む医学という世界がそんな修羅の国であったことに、私は根源的な恐怖を感じた。恐ろしかった。

私は、私よりも先輩の女医に「医者って、最高の仕事だよ!」と言ってもらえて嬉しかった。ひどく励まされた、たとえフィクションであっても。私はただ、私よりも先を行く先輩女性に、「医学は最高の学問だよ!」と言ってほしかったんだ。プリキュアを見てそのことに初めて気が付いた。

だから、私も。私より若い、医学部を目指している女子学生さんたちに向けて、言います。アジテーションはあまり得意ではないのだけれど、差別撤廃運動というものは差別を受けている当時者の熱意のこもった言葉のみを栄養源として前に進んでいくものだから、いまここで言います。

医学部を目指している女子学生の皆さん、どんどん医学部を受けてください。
どんどん医者になってください。
勉強の手をけっして止めてはいけません。

私はあなたたちを歓迎します。
他の誰がなんと言おうと私は、あなたたちが白衣を着て、私の目の前に現れるときを待っています。

今、あなたたちはニュースを見てきっと不安になっていることでしょう。
医学界全体が女医を歓迎していないかのような印象を受けている人もいるかも知れません。
でも、私は今ここで、胸を張って言います。

女性はもっと医者になるべきですし、女医はもっと増えるべきです。

そのソースは米医学誌「JAMA Internal Medicine」に発表されたハーバード大学公衆衛生大学院の「医療施設での治療で女性医師が担当した高齢者は、男性医師が担当した場合よりも生存率が高く、再入院の程度も低い」とする研究論文です。それと、世界的に見ても日本は女医の割合が少ないという事実をもとに、「日本の女医はもっと増えるべきだ」と私は考えています。

でもそんなことよりももっと感情的に、もっと個人的に、もっと力強く、私はいま、逆風にさらされながら勉強を頑張っている後輩女子たちを応援したい。だってそれは、過去の私そのものだから。

ほかの誰がなんと言おうと、私はあなたたちを歓迎します。
不安になっている受験生の皆さん全員にエールを送りたい。
ひとりひとりを抱きしめに行き、温かいミルクとチョコレートをあげたいくらいです。

ふぅ。ねじ子はいにしえのオタクなので、語りだすと長いのです。文字数が多すぎる。Twitterには向いていません。だからここに書きました。(2018/8/18)