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医師兼漫画家 森皆ねじ子

ねじ子のLINEスタンプが発売されています

2004年4月号 ダメ受験生のバイブルになるかしらん

2004年4月号 ダメ受験生のバイブルになるかしらん

ねじ子は劣等生であった。6年生の頃の自分は不安の固まりであった。国家試験も不安、卒業試験も不安、医者にならなくちゃいけない将来も不安であった。こんな馬鹿で国家試験に本当に受かるのだろうか?医師国家試験は合格率90%の試験だ。「眠っていても受かる」と勘違いしている輩が多い。特に医療とあんまり関係のない職業の親とか親戚とか友人とか。でも本当にそうだろうか?

医師国家試験の合格は決して簡単ではない。ていうか実はものすごく難しい。

医師国家試験というのは合格率が非常に高い。そのことは医学と全く関係のない仕事をしている人々、特に両親や親戚のおじさん、とっても怖くて優秀なキシリア姉さんなどに広く知れ渡っている。つまり落ちると非常に格好悪い。親 戚中たらい回しにされて馬鹿にされるなんていう話も、冗談ではなく、よく聞く。要するに部外者は「国家試験なんて受かって当然、あんなものに落ちるなんて よっぽどの馬鹿」と思っているのだ。私自身もそう思っていた。国家試験の勉強を始めるまでは。だがしかし!ねじ子は模試を受けてみて愕然とした。「こんな もん、全然解けん、解けんやんけぇぇぇ!!!なんでみんなこんな試験受かるんやーー!!なんでこんな問題スラスラ解けるんやーー!!貴様らは神 かーーーーっ!!!」大阪人でもないのに大阪弁で天にこだまするほどの大声で叫びたくなったあの時。ねじ子の試験勉強はそこから始まった。

今でも思う。あんな問題は解けるはずがないと。人類が誕生してから400万年、文明が生まれてから4千年かけて培ってきた人類 の知恵の最高峰・「不老長寿の術」であるところの「医学」を、こんな大して人類の知恵の最高峰でもない一介の娘っこのオイラがたった6年で網羅しきれるは ずもない。ていうか無理。でもなんかすげぇ最先端の問題が幅広ーく出るんですけど。こんなの解けるはずないじゃん!!そう思っていた。だが しかし。なんでみんな解けるんだ。どうしてだ?ねじ子は呆然とした。わたしには解けん。そしてそのことに気がついたアホ受験生ねじ子には時間はほとんど残 されていなかった。ねじ子がQBを初めて買ったとき、すでにカレンダーは12月(※国家試験まであとたった14ヶ月。)であったのだ。どうしよう。でもとりあえず落ちるのは嫌だ。窮鼠猫をかむ、 追い詰められたねじ子は数々の秘策を生み出した。

今回のこのコーナーでは、ダメ受験生代表パンダ君に、本当に本当の最終手段である受験法を伝授してゆきたい。私のようにふざけてダメで全然間に合わなくて アワアワしている受験生に。4月号でこんな事を言うのもなんだが、できれば10月から読むことをオススメする。よゐ子のみんなは真似しないでね。